中学受験におすすめの<小学5・6年生対象-国語-基本レベル>の教材(音読用教材・国語辞典・漢字ドリル・参考書・問題集など)を、問題集の出版や入試模擬テストの作成にも携わっている塾講師が、それらを利用した勉強方法とあわせて紹介しています。
( 他レベル・他教科につきましては、中学受験におすすめの教材 をご覧ください。)
読むことに慣れましょう
読むことに慣れてない人に読解力がついていくことはありません。
発達段階に合った質の高い短めの文章を、声に出して読みましょう。
読み方がわからない漢字や意味がわからない言葉が出てきたら、すぐ、身近な人に聞いたり、辞書などで調べましょう。語彙を増やすチャンスです。
スムーズに読めるようになるまで繰り返し読みましょう。
音読におすすめ、まずは教科書
- 発達段階に合った、質の高い、短め、の文章が掲載されています。
- 授業の理解にも大いに役立ちます。
音読におすすめ
- 優れた文学作品の豊かな表現・語彙を自然に習得できます。
- 一度は触れてほしい名文が厳選され、文章の難易度別に構成されています。
ことばの意味を知りましょう
ことばの意味を知るために国語辞典は必須です。
しかし、国語辞典であればなんでもよいというわけではありません。
ある言葉を辞典で引いたとき、その説明で使われている言葉の意味が分からないという小学生が結構います。
これでは、何のための国語辞典かわかりません。
国語辞典は、使う人の国語力に応じたものを用意すべきです。
中学生になっても使えるから、といったような理由で選択しないでください。
小学生におすすめの国語辞典を2種紹介しておきます。
どちらを選んでもまちがいありません。
おすすめ国語辞典
- 毎ページ五十音表示をすることで、五十音順の習得が不完全な小学生の初めのつまずきをなくしています。
- 見出し語は太くて目立つ文字になっており、また意味ごとに改行するなどの工夫が凝らされています。
- 漢字が読めなくて意味がわからないといったことがないよう、すべての漢字にふりがながつけられています。
- 現役の小学校の先生が、すべてのページにわたって、小学生が理解できる解説・例文かどうかをチェックしています。
- 国語だけでなく社会・理科・算数・音楽・図画工作・家庭科・保健体育などの教科の重要なことば、iPS細胞・FTA・TPP・タブレット型端末といった新しいことばも充実。35,100語を収録。
- 新五十音ガイドで言葉をさがしやすく、見やすいレイアウトで意味がすぐわかります。
- 定評ある例解コラムがさらに充実しました。
- すべての漢字にふりがなが付いているので1年生から使えます。
- 見出しの言葉を1,500語増補して35,500語に。全社・全教科・全学年の教科書から必要な言葉を収録しています。
- 百人一首・短歌・俳句・故事成語・四字熟語・ことわざなど、日本の伝統的な言語文化も学習できます。
- 「百人一首」、「新いろはがるた」ポスター(B2サイズ)付き。
読める漢字・書ける漢字を増やしましょう
入試における漢字の読み・書きの配点は、多くの場合それほど大きくはありません。
だからといって、これを捨てるわけにはいきません。
勉強すれば確実に点が取れる内容なのですから。
また、漢字練習が語彙力をアップさせる1つの有効な手段になっていることも忘れてはいけません。
「短時間、できるだけ毎日」を合言葉に、読める漢字・書ける漢字・意味の分かる熟語をどんどん増やしていきましょう。
- 2020年度より実施の新学習指導要領に準拠しています。学年別。
- 書き順を唱えながら書くことでしっかり習得できます。
- 絵本作家の絵も手助けに漢字の意味や組み立てを理解します。
- 読み・書きの問題は一つのお話になっている文章の中で出され、漢字の生きた使い方が学べるようになっています。
知っていることばを増やしましょう
知っている言葉の数が増えていくと、理解する力や書く力が上がっていきます。
漢字と同様、「短時間、できるだけ毎日」を合言葉に、意味の分かる言葉・使える言葉をどんどん増やしていきましょう。
先取り学習が支障なくできる内容ですから、余力があればどんどん進めていきましょう。
ただ、漢字・ことわざ・慣用句・四字熟語など言葉の学習は、ふつうにやっているとあまり面白いものではありません。
こんな時こそ学習マンガの出番ではないでしょうか。
これを利用することにより、継続した学習がより可能になると考えます。
語彙力をつける
- 小学生が知っておきたいことばやまちがえやすい言葉を、マンガで分かりやすく解説しています。
- 言葉の使い方が良く分かるよう、用例がたくさん示されています。
- 「ことわざ」、「慣用句」、「四字熟語」など多数刊行されています。
読解力をつけましょう
「どうすれば読解力を上げることができるか」という問いに一言で答えるならば、「本をどんどん読みましょう」と答えることになります。
しかし、読書で読解力をつけるにはかなりの時間が必要です。
時間的な余裕がない多くの場合では、読解力の養成を目的とした良質の問題集を丁寧に解いていくことをおすすめしています。
実際、そういった問題集と出会えたことによって、読解力を大幅にアップさせたお子さんをたくさん見てきました。
- 現役の都立高校国語教師でありミステリ作家でもある著者が、読解力が身につく読み方のコツを、まんがを使ってわかりやすく紹介しています。
- 問題を攻略しながら、登場するスケモン(ポケモンに似た?オリジナルキャラクター)を1匹ずつ仲間にしていくことで、国語の説明文における基本的な読解力が自然と身につくような構成となっています。
- つまずきやすい国語読解の基礎的な課題を厳選しています。
- 先取り学習をしたい4年生、基礎学力が不安定な5年生、受験で必要最低限の学力を身につけたい6年生におすすめです。
- 例題で解き方のコツをつかみ、問題で学習の理解度をチェックします。
書く力をつけましょう
特に記述式の設問に答える際に必要とされるのが書く力です。
記述式の設問は理科や社会でもよく出題されています。
書く力は、国語はもちろん他の教科でも要求されています。
書く力をつけるのにおすすめの勉強方法と教材は以下の通りです。
音読した文章をまとめる
- 上記「読むことに慣れましょう」で、発達段階に合った質の高い短めの文章を繰り返し音読することをすすめました。
- スムーズに読めるようになってからのことにはなりますが、その文章の内容を、例えば「だれが、いつ、どこで、なにを、どのように、なぜ」といった項目に沿ってノートにまとめるのです。書く練習としては取り組みやすく、しかも効果の上がる方法です。
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